「みんなの外国語検定」を怪しい資格かどうか、調べてみた

1)「みんなの外国語検定」ってどんな検定?

オフィシャルサイトによると、「外国人とどれだけコミュニケーションができるかを測る為のコミュニケーション検定です」と書いてあります。

昨今、急激に増えているインバウンドの外国人に対して、どれだけ英語で対応できるのかの検定試験のようです。出題は英語(中国もある)のリスニングで、回答は和文のようです。
検定価格は、3,300円(税込)。問題数は40問で、解答時間は30分。合格基準は80%以上の正答率のようです。

2)「みんなの外国語検定」を取得すると、どんなメリットがあるの?

外国人の受け答えができるかどうかの検定ですので、この検定を取得すると「受け答えができる」という証明になるのでしょう。

また、検定のグレードのよって、「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」があり、そのグレードに応じたピンバッヂがもらえます。



3)「みんなの外国語検定」の有効性は?

自分のレベルを図る、モチベーションをあげる、外国人への抵抗をなくす、という点においてはいいでしょう。しかし、有効性という点は疑問です。
理由は下記です。

問題が簡単すぎて、少なすぎる

問題数はわずか40問で、解答時間は30分。そして、解答は全て日本語の選択式で答えます。合格基準は80点以上。
これに答えたからといって、「外国人と受け答えができる」というほどにはならないでしょう。

知名度が低い

国家資格ではないので、この検定が取得することによって法的に許可される業務があるわけではありません。
では、この資格が相手にとって発揮できるかどうかは、相手がこの資格が何でどんなレベルなのかを知っていないといけません。その点では知っている人は少ないでしょう。

バッヂが有効ではない

検定合格後に得られるバッヂですが、自分が満足するためにもらうのはいいでしょう。このバッヂは「Ask Me」と書かれていますが、このバッヂをつけているからといって、外国人がそれを認識して、「だから声をかける」ということにはならないでしょう。

4)「一般社団法人 みんなの外国語検定協会」を調べてみた

この検定を発行している団体は「一般財団法人 みんなの外国語検定協会」で、代表は「今出光」氏であり「りえぞん企画株式会社」の社長です。
この財団法人の役員8人中5人が「りえぞん企画株式会社」の社員です。

「りえぞん企画株式会社」は神田にある広告会社で、丸紅のグループと書いてますが、丸紅の株式比率はわずか5%。95%は、幹部役員が保有しています。
そして、「一般財団法人 みんなの外国語検定協会」と「りえぞん企画株式会社」は住所が同じです。

つまりこの資格は、「りえぞん企画株式会社」の役員5人のほぼ持ち物であり、趣旨や利用は全てこの5人で自由に運用できることになります。

 

5)結論!「みんなの外国語検定」は怪しいのか!?

この段階では、怪しいと決めつけることはできません。

ただし、上記のとおりこの検定は「りえぞん企画株式会社」の幹部のより、趣旨や利用はどうにでもなることは明らかでしょう。

この検定がそうだとは決していいませんが、検定取得後に高額な資格維持費を請求したり、高額な講座を案内されるケースもありますので、十分にご注意いただければと思います。
受験する際は、メインアドレスでなく、サブアドレスや捨てアドレスで受験されるほうが無難だと思います。